「世界の果てまでイッテQ!」の人気企画、登山部の活動が最近見られないけれど、もしかして解散してしまったの?と心配している方も多いのではないでしょうか!?
イモトアヤコさんら主要メンバーが成し遂げてきた輝かしい登山歴、特に多くの感動を呼んだエベレストや南極への挑戦を思い出すと、現在の状況が気になります。
その裏側には、番組ディレクター石崎Dとの絆や、今は亡き故・中島健郎さんとの約束といった、数多くの物語がありました。
この記事では、イッテQ登山部にまつわる解散の噂から、2025年時点での最新の活動状況、危険な挑戦を支える安全管理体制、そして登山部の今後について、気になる情報を網羅的に解説します。
- イッテQ登山部に解散の噂が流れた理由
- 2025年時点での最新の活動状況
- イモトをはじめとする主要メンバーとサポート体制の詳細
- エベレスト挑戦から南極登頂までの輝かしい登山歴
イッテQ登山部の解散は本当?噂の真相を徹底調査
- イッテQ登山部とは?番組の看板企画
- なぜ登山部は解散といわれるのか
- 主要メンバーとそれぞれの役割
- イモトの輝かしい登山歴と軌跡
- 故・中島健郎さんへのイモトの想い
- エベレスト挑戦中止の真相とその後
イッテQ登山部とは?番組の看板企画

イッテQ登山部公式X
イッテQ登山部は、日本テレビ系列で放送されている人気バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」の中で、タレントのイモトアヤコさんを中心に世界の高峰へ挑戦する長期企画です。
この企画は2009年のアフリカ大陸最高峰キリマンジャロ登頂から始まりました。
当初より「世界最高峰エベレスト登頂」を最終目標に掲げ、単なるバラエティ企画の枠を超えた本格的な登山活動として、多くの視聴者に感動を与えてきました。
珍獣ハンターとして知られていたイモトさんが、過酷なトレーニングを積み、ひたむきに山と向き合う姿は番組の大きな魅力の一つになっています。
このように、登山部は番組を象徴する看板企画であり、笑いだけでなく、挑戦する人間のドラマや大自然の厳しさと美しさを伝える重要な役割を担っているのです。
なぜ登山部は解散といわれるのか

THE Roots・イメージ
イッテQ登山部が解散したという公式な発表は一切ありません。
しかし、視聴者の間で解散が噂されるようになった背景には、いくつかの客観的な事実が考えられます。
大きな理由として、中心メンバーであるイモトアヤコさんのライフステージの変化が挙げられます。
2019年に番組ディレクターの石崎史郎氏と結婚し、2021年には第一子を出産しました。
これにより、長期間にわたる海外遠征や危険を伴う登山への参加が物理的に難しくなったことは想像に難くありません。
また、2020年頃からの新型コロナウイルスの世界的な流行も、海外ロケを主軸とする登山部の活動に大きな制約を与えました。
さらに、2024年には登山部を技術的・精神的に支え続けた山岳カメラマン・中島健郎さんがK2西壁未踏峰ルートチャレンジ中に滑落死するという大変悲しい出来事もありました。
これらの要因が重なり、大規模な登山企画の放送頻度が減ったため、「活動が止まっている=解散したのではないか」という憶測が広がったものと推察されます。
主要メンバーとそれぞれの役割

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イッテQ登山部の成功は、表舞台に立つタレントだけでなく、多くの関係者の尽力によって支えられています。
ここでは、企画の中心となる主要メンバーと彼らの役割を紹介します。
イモトアヤコ:登山部エース
言わずと知れた登山部のエースです。
当初は登山経験がありませんでしたが、番組企画をきっかけにトレーニングを重ね、数々の世界の高峰を制覇してきました。
彼女のひたむきな努力と、困難に立ち向かう不屈の精神は、登山部企画の核となっています。
内村光良:登山部 部長
番組のMCであり、登山部の「部長」という肩書を持ちます。
自身も番組企画で冬の富士山登頂を経験しており、登山部員たちの挑戦をスタジオから温かく見守り、精神的な支柱として企画全体を支える役割を担っています。
石崎史郎ディレクター:登山部 主任
登山部設立当初からの番組ディレクターであり、企画の「主任」です。
イモトさんとはオーディション以来の長い付き合いで、数々の過酷なロケを共に乗り越えてきました。2019年にイモトさんと結婚し、公私にわたるパートナーとして彼女を支えています。
時に自らも登山に参加し、チームのムードメーカーとしても欠かせない存在です。
登山部を支える専門家チーム(山岳ガイド・カメラマン)
イッテQ登山部の挑戦は、世界トップクラスの専門家たちなしには成り立ちません。彼らの豊富な経験と的確な判断が、数々の登頂成功と安全確保を実現してきました。
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角谷道弘(かどや みちひろ)国際山岳ガイドであり、2010年のモンブラン挑戦から参加する登山部の実質的な隊長です。マナスルやマッキンリーなど数多くの遠征で隊を率い、常に冷静な判断でチームを導きます。特に2012年のアコンカグア挑戦では、山頂を目前にしながらも安全を最優先し下山を決断するなど、その「命第一」の姿勢はチームからの絶対的な信頼を得ています。
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貫田宗男(ぬきた むねお) 登山部の顧問を務める国際的な登山家で、「天国じじい」の愛称で視聴者にも親しまれています。初期のキリマンジャロから2025年のブライトホルン挑戦まで、長きにわたりチームに帯同。その豊富な経験と穏やかな人柄で、チームの精神的支柱となってきました。
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奥田仁一(おくだ まさかず) エベレストを含む8000メートル峰5座の登頂経験を持つ実力派の山岳ガイドです。2012年のマッターホルン挑戦から参加し、マナスル、エベレスト挑戦、マッキンリーなどの企画で、主に技術的なサポートやルート工作など、安全管理の要としてイモトさんたちを支えました。
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中島健郎(なかじま けんろう)(故人) 卓越した技術を持つ山岳カメラマンであり、同時に世界的なクライマーでもありました。2012年から登山部の主要な遠征に同行し、その映像は多くの感動を届けました。特にマッキンリーでは、悪天候だったイモトさん登頂の翌日に単独で再登頂し、見事な山頂風景を撮影したプロ根性は語り草です。2024年にK2で遭難死しましたが、彼の功績と探検精神は登山部の誇りとして今も生き続けています。
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倉岡裕之(くらおか ひろゆき) エベレストに9回登頂という、日本人最多記録を持つ国際山岳ガイドです。2017年の南極大陸最高峰ヴィンソン・マシフ登頂プロジェクトでは登攀隊長として参加し、その卓越した経験とリーダーシップで、極めて困難な挑戦を成功に導きました。
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成瀬洋平(なるせ ようへい) フリークライミングを専門とするクライマーで、山岳雑誌に絵画を発表する画家としての一面も持ちます。番組への具体的な参加記録は多くありませんが、その専門知識から、技術指導やアドバイスなどで企画に関わったと考えられます。
イモトの輝かしい登山歴と軌跡

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イモトアヤコさんの登山歴は、番組の歴史そのものです。
2009年のキリマンジャロから始まった挑戦は、着実にステップアップし、多くの金字塔を打ち立ててきました。
ここでは、その主な登山プロジェクトを振り返ります。
この軌跡は、彼女が単なるタレントではなく、優れた登山家として成長してきた証しと言えます。
アコンカグアでの登頂断念といった苦い経験も乗り越え、世界の高峰に挑戦し続けてきました。
故・中島健郎さんへのイモトの想い

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イッテQ登山部を語る上で、山岳カメラマンであり、世界的なクライマーでもあった故・中島健郎さんの存在は決して欠かせません。
彼は2012年から登山部に参加し、カメラマンとして、また時にはガイドとしてチームを支え続けました。
しかし、2024年7月、世界第2位の高峰K2の登攀中に滑落し、帰らぬ人となりました。
この悲報に際し、イモトさんは自身のSNSで「健郎さんがいなければ行けなかった場所、見ることのできなかった景色、届けることのできなかったもの、たくさんあります」と、深い感謝と悲しみを綴っています。
2025年3月に放送された7年ぶりの海外登山スペシャルでは、登山中に何度も中島さんを思い出し、涙する場面がありました。
「山に来ると、より喪失感を感じる」「ずっと感じながら登る気がする」と語る彼女の言葉から、中島さんがいかに大きく、かけがえのない仲間であったかが伝わってきます。
この登山は、中島さんへの追悼の意も込めた、特別な挑戦となったのです。
エベレスト挑戦中止の真相とその後
イッテQ登山部が創設当初から掲げてきた最大の目標、それは世界最高峰エベレスト(8848m)の登頂でした。
2014年、数々の高峰を制覇してきた経験を基に、満を持してそのプロジェクトが始動しましたが、予期せぬ悲劇によって挑戦は中止を余儀なくされます。
・入念な準備と悲劇の発生
イモトアヤコさんは2014年4月8日に日本を出発。
決戦の日に向けて、高所順応のためにネパール国内のメラピーク(6461m)に登頂するなど、入念な準備を進めていました。
いよいよエベレスト本体への挑戦という矢先の4月18日、登山ルート上にあるクーンブ氷河で大規模な雪崩事故が発生します。
この事故で、登山ルートを整備していたネパール人シェルパ(登山ガイド)16人が死亡または行方不明となり、エベレスト登山史上でも最悪級の惨事となりました。
・苦渋の決断とイモトの心境
この悲劇を受け、多くのシェルパが犠牲者への追悼と雇用の改善を求め、その年の登山活動のボイコットを表明。
登山環境は極度に悪化し、安全な登山が極めて困難な状況に陥りました。
これを受けて、日本テレビと登山隊は登山隊員の安全を最優先し、4月28日に今回のエベレスト挑戦の中止という苦渋の決断を下しました。
念願の挑戦を目前で絶たれたイモトさんは、自身のブログでその複雑な心境を吐露しています。
「エベレストは私の中では冗談のはずでした。けど、冗談も言い続けければいつの間にか知らぬ間に本当になっていて、そのうち段々、冗談が夢になってました」と、長年の夢への強い想いを綴り、「信じられないくらい悔しくて涙が止まりませんでした」とその無念さを明かしました。
一方で、同行した国際山岳ガイドの角谷道弘氏からの「とりあえずホッとしていいんやで」という優しい言葉に救われたとも記しており、チーム内の深い絆がうかがえます。
・挫折を乗り越えた「その後」
この大きな挫折は、しかし、登山部の歩みを止めることはありませんでした。
チームはこの苦い経験を乗り越え、翌2015年に目標を北米大陸最高峰デナリ(旧マッキンリー)へと迅速に切り替えます。
そして、過酷な挑戦の末に見事登頂を成功させました。
この見事な復活劇は、登山部の持つ精神的な強靭さとチームの結束力を示す象徴的な出来事でした。
また、このエベレストでの経験は、当時同行していた故・中島健郎さんとの間で「いつか必ずリベンジしましょう」という強い約束を生むきっかけとなり、後の物語に大きな影響を与えていくことになります。
イッテQ登山部は解散せず!現在の活動と今後の展望
- 登山部の現在の活動と最新情報
- 南極最高峰ヴィンソン・マシフ登頂の偉業
- 石崎Dとの結婚とイモトの近況
- 番組が徹底する安全管理体制
登山部の現在の活動と最新情報

イッテQ登山部公式X
イッテQ登山部は解散しておらず、現在も活動を継続しています。
その最も明確な証拠が、2025年3月9日に放送された「イモト7年ぶり海外登山スペシャルinスイス」です。
この放送で、イモトさんは結婚・出産を経て約7年ぶりとなる海外での本格的な登山に挑戦しました。
スイスのブライトホルン(4164m)の冬季登頂に挑み、山頂からのご来光撮影というミッションを見事に成功させています。
放送後、イモトさんは自身のラジオ番組で「久々に『イッテQ登山部』が始動した」「やっぱり山は山でしか撮れない映像がある。
それをお届けできたことにホッとしている」と語りました。
この言葉から、活動再開への手応えと今後の継続への意欲がうかがえます。
大規模な海外遠征は以前より少なくなるかもしれませんが、登山部の灯は消えておらず、今後も不定期ながら活動は続いていくと考えられます。
南極最高峰ヴィンソン・マシフ登頂の偉業
2017年12月、イッテQ登山部は七大陸最高峰の一つ、南極大陸のヴィンソン・マシフ(4892m)登頂という偉業を成し遂げました。
この挑戦は、登山部史上最も過酷なものの一つとして記憶されています。
南極特有の極寒と強風はすさまじく、ロケ中にはテントが吹き飛ばされるという緊急事態にも見舞われました。
氷点下数十度という環境下での挑戦は、まさに命がけでした。
この遠征では、同行していた石崎史郎ディレクターが高山病でリタイアを余儀なくされるというハプニングもありました。
後にイモトさんは、この時に石崎ディレクターの存在の大きさを改めて感じ、異性として意識するきっかけになったと語っています。
多くの困難を乗り越えて南極の頂に立ったことは、イモトさんの登山家としてのキャリアにおいて大きな金字塔となり、視聴者にも計り知れない感動を与えました。
石崎Dとの結婚とイモトの近況

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前述の通り、イモトアヤコさんは2019年11月に、長年番組を共にしてきた石崎史郎ディレクターと結婚しました。
二人は2007年の番組オーディションで出会って以来、特に登山部企画では数々の過酷なロケを共にし、強い信頼関係を築いてきました。
南極でのヴィンソン・マシフ挑戦が大きなきっかけとなり、交際に発展。2019年11月24日の番組生放送で結婚が発表された際には、多くの視聴者から祝福の声が寄せられました。
その後、2021年には第一子となる男の子を出産し、母となりました。
現在は育児と仕事を両立しながら、タレントとして活躍を続けています。
母になったことで、以前のように危険な挑戦に身を投じることへの考え方には変化があるかもしれませんが、2025年のブライトホルン登山では、予期せぬトラブルに見舞われたチームを力強く牽引するリーダーシップも見せており、人間として、登山家として、新たなステージに進んでいることがうかがえます。
番組が徹底する安全管理体制

イッテQ登山部公式X
イッテQ登山部の企画は、常に危険と隣り合わせです。
そのため、番組では徹底した安全管理体制が敷かれています。
その中心となるのが、専門家チームの存在です。
ほぼ全ての海外遠征には、角谷道弘氏や貫田宗男氏といった国際的な資格を持つ経験豊富な山岳ガイドが帯同します。
彼らは登山計画の立案からルート工作、現場での天候判断まで、あらゆる局面で専門的な知見に基づきチームを導きます。
また、高所登山では高山病のリスクが伴うため、大城和恵氏のような山岳医療を専門とする医師がチームドクターとして同行することも少なくありません。
隊員の体調を常にチェックし、万が一の事態に備えています。
2012年のアコンカグア挑戦の際には、山頂を目前にしながらも、ガイドの判断で安全を優先し下山を決断しました。
また、前述の通り2014年のエベレスト挑戦も、現地の雪崩事故を受けて中止しています。
これらの事例は、番組がエンターテインメント性よりも人命と安全を最優先する姿勢を一貫して貫いていることの証明です。
イッテQ登山部の解散説の結論と今後の期待

イッテQ登山部公式X
この記事では、イッテQ登山部解散の噂の真相から、これまでの歴史、そして現在の活動までを詳しく解説してきました。
最後に、重要なポイントを改めてまとめます。
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- イッテQ登山部が公式に解散したという事実はない
- 活動が減ったのはイモトの結婚や出産、コロナ禍などが要因
- 2025年3月には約7年ぶりとなる海外登山企画が放送された
- 最新の挑戦はスイスのブライトホルン冬季登頂である
- イモトアヤコは登山部のエースとして企画を力強く牽引している
- 内村光良は登山部部長としてチームを温かく見守る
- 石崎史郎ディレクターはイモトの公私にわたるパートナーである
- 登山部の歴史は2009年のキリマンジャロ登頂から始まった
- マナスル登頂で8000m峰を制覇した輝かしい実績を持つ
- 悲願だったエベレスト挑戦は2014年に雪崩事故で中止となった
- 故・中島健郎さんはチームにとってかけがえのない存在だった
- 近年の活動は中島さんへの追悼の想いを込めて行われている
- 国際山岳ガイドや専門医が帯同する徹底した安全管理体制がある
- 安全を最優先し、時には登頂を断念する賢明な判断も下してきた
- 今後も不定期ながら活動は継続されていくことが期待される