こんにちは!THE Roots運営者の「PIGPIG」です!
テレビ番組のクレイジージャーニーを見て、アドベンチャーレースで活躍するジョージこと所幸子さんの存在が気になったという方は多いのではないでしょうか!?
何を隠そう、私もそのうちの一人でございます!笑
ということで、今回はそんな彼女のことを色々と調べてみました!
過酷な大自然の中で田中正人さんと激しく意見を交わし、時には涙を見せる彼女の姿には心を揺さぶられますよね。
彼女のwiki風プロフィールや年齢、結婚して夫がいるのかといったプライベートな情報も知りたいところだと思います。
また、なぜジョージという愛称で呼ばれているのか、その経歴や学歴、普段の仕事についても興味が湧いてきますよね!?
この記事では、そんな彼女の魅力を余すことなく深掘りしていきたいと思います!
- アドベンチャーレース界の「ジョージ」こと所幸子さんの意外な経歴とプロフィール
- チームイーストウィンド内での役割と田中正人さんとの関係性の真実
- 番組で話題になった「涙」の理由と、そこから見える彼女の強さ
- 彼女のプライベートや結婚生活、愛用する装備についての詳細
アドベンチャーレースのジョージとは?魅力と基本情報

所幸子Officialサイト
まずは、彼女が一体何者なのか、その基礎的な情報から紐解いていきましょう!
テレビで見せるあのタフな姿の裏側には、意外なバックグラウンドやチャーミングな素顔が隠されているんです。
物理学を修めた理系女子がなぜ、泥だらけになって荒野を駆け巡るようになったのか!?
その原点を知ることで、彼女のことがもっと好きになるはずですよ!
所幸子の本名や年齢などプロフィール
「ジョージ」という愛称ですっかり定着していますが、彼女の本名は所幸子(ところ さちこ)さんといいます。
番組やメディアで見かけるたびに「年齢はおいくつなんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
公式プロフィールとして生年月日が大々的に公表されているわけではありませんが、これまでのキャリアの積み重ねや、大学卒業後の職歴などを総合的に考えると、30代後半から40代前半といった年代であることが推測できます。
アスリートとして、心技体が最も充実し、経験値がパフォーマンスに還元される素晴らしい時期にいらっしゃいますね。
彼女のバックグラウンドを知る上で欠かせないのが、その華麗なる学歴です。
なんと、東京理科大学の理学部物理学科を卒業されています。
「物理学」ですよ? あの複雑な数式や理論と向き合っていた学生時代を想像すると、レース中に見せる冷静沈着な判断力にも合点がいきますよね!
さらにその後、東京都立産業技術大学院大学に進み、ものづくり専攻を修了されています。
このアカデミックな経歴は、体力勝負と思われがちなアドベンチャーレースの世界において、彼女だけの強力な武器になっています。
| 氏名 | 所 幸子(トコロ サチコ) |
|---|---|
| 愛称 | ジョージ |
| 所属 | Team EAST WIND(チームイーストウィンド) |
| 生年月日 | 非公開(経歴から推測すると30代後半〜40代前半) |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 居住地 | 長野県松本市 |
| 学歴 | 東京理科大学 理学部 物理学科 卒業 東京都立産業技術大学院大学 修了(ものづくり専攻) |
| 職業 | プロアドベンチャーレーサー、講演家、スキーインストラクター経験者 |
現在は長野県松本市を拠点に活動されており、日本を代表するプロチーム「Team EAST WIND」の主力メンバーとして世界中を飛び回っています。
彼女は単なる体力自慢のアスリートではなく、物理学と工学の知見を兼ね備えた、まさに「リケジョ」レーサーなのです!
泥臭い根性論だけでなく、ロジカルな思考で自然と対峙する新しいタイプのアスリート像と言えるでしょう。
愛称がジョージである由来と理由
ここ、一番気になりますよね。
「なんで女性なのにジョージなの?」「もしかしてミドルネーム?」なんて思った方もいるかもしれません。
実はこれ、公式に「これが由来です!」と大々的に発表されている資料があるわけではないんですが、私たち日本の文化的背景を考えると、ほぼ間違いなく「あの人」が理由だと言われています!
そう、日本を代表するタレントの「所ジョージ」さんです!笑
「所」という苗字を聞いた瞬間、反射的に「ジョージ」という名前が浮かんでくる。
これはもう、昭和から平成にかけて育った日本人なら誰しもが持っている共通感覚ではないでしょうか?笑
学校のクラスに「田中さん」がいたらあだ名が「マー君」になるのと同じくらい、自然な流れだったんだと思います。
おそらく学生時代や、社会人になってからのコミュニティの中で、親しみを込めてそう呼ばれ始め、それが彼女のキャラクターにぴったりハマったんでしょうね!
実際、チームイーストウィンド内でもこの呼び名は完全に定着しています。
緊迫したレース中、一分一秒を争う無線連絡のやり取りでも「ジョージ!現在地確認!」といった具合に呼び合っているんです。
海外のレースに出た時も、「George」という響きは英語圏の人にとって男性名として馴染み深いため、すぐに覚えてもらえるという意外なメリットもあるかもしれませんね。
理系エンジニア出身の異色な経歴

所幸子Officialサイト
所幸子さんのキャリアパスを辿ると、その「異色」ぶりに驚かされます。
いわゆる学生時代から陸上一筋といった「体育会系」のアスリートとは、全く異なるルートで世界の頂点まで登り詰めているんです!
彼女の物語は、計算式と図面に囲まれた「理系」の世界からスタートします。
彼女の経歴は、大きく分けて4つのフェーズで進化を遂げてきました。
- Phase 1:理系エンジニア時代
- Phase 2:スキーインストラクター時代
- Phase 3:トレイルランナー時代
- Phase 4:アドベンチャーレーサー
まず最初のフェーズ。
先ほどご紹介した通り、彼女は東京理科大学で物理学を修め、大学院ではものづくりの真髄を学びました。
その後、彼女が選んだ最初の職業は、長野県の真空ポンプ製造会社でのエンジニアでした。
彼女はそこで5年間、作業着に身を包み、しっかりと技術者としてのキャリアを積み重ねました。
この時期に培われた「論理的思考力(ロジカルシンキング)」や、機械の構造を理解するエンジニアリングの視点は、現在のアドベンチャーレースにおいても、機材トラブルの解決や効率的なルート戦略の立案に直結する強力な武器となっています。
しかし、彼女の人生の転機は突然訪れます。
安定したエンジニアとしての職を辞し、「スキーヤーとしての夢」を追いかけてスキーインストラクターへと転身するのです!
周囲からは「えっ、もったいない!」という声もあったかもしれません。
でも、自分の情熱に蓋をして生きるよりも、リスクを取ってでもやりたいことに挑戦する。
この決断力こそが、ジョージさんの真骨頂なんです。
スキーインストラクターとして雪山という厳しい自然環境に身を置き、身体操作や天候変化へのリスク管理能力を磨いた彼女は、やがてグリーンシーズンのトレーニングとして始めた「トレイルランニング」で、隠されていた才能を一気に爆発させます。
特に「超長距離」における彼女の実績は、凄まじいの一言です!
世界でも過酷と言われるレースで、次々と結果を残していきました。
| 2018年 Tor des Géants (トルデジアン /イタリア) | 330km完走 モンブランやマッターホルンなど、イタリアの巨峰を巡る山岳レース。累積標高はなんと24,000m(エベレスト約3回分に相当)。これを完走すること自体が、超一流の証明です。 |
|---|---|
| 2019年 Goldsteig(ゴールドシュタイグ/ドイツ) | 女子優勝(661km) 走行距離661kmという、常軌を逸した長さのレースで見事に優勝。この「600kmを超える距離を動き続けられる」という実績は、世界でも稀有な能力です。 |
661kmといえば、東京から青森まで走って行くような距離です。
これを独力で走破できる精神力と体力。
この驚異的な「エンデュランス能力(持久力)」があったからこそ、日本のアドベンチャーレース界のパイオニアである田中正人氏の目に留まり、チームイーストウィンドへとスカウトされたのです。
理系脳で戦略を立て、スキーで培ったバランス感覚で山を駆け下り、トレランで磨いた無尽蔵のスタミナで荒野を進む。
ジョージさんの強さは、これら全ての異色の経歴が、パズルのピースのようにカチッとはまった結果生まれたものなんですね。
(出典:所幸子Officialサイト)
ジョージさんの結婚や夫との生活
テレビ画面越しに見る彼女は、泥だらけで必死の形相をしていることが多いですが、プライベートではとても素敵なパートナーと幸せな生活を送っています。
ファンとしては気になるところですが、ジョージさんは既婚者です。
お相手はカナダ人のジェレミー(Jeremy)さんという方で、このお二人のエピソードが本当に素敵で憧れてしまうんです。
まず、初デートの場所からして違います!笑
なんと「八ヶ岳の赤岳登山」
おしゃれなカフェや映画館ではなく、いきなり標高2,899mの岩稜帯デートです。
さすが山好きのお二人ですよね。
そして、そこでファーストキスをしたという、まるで映画のようなエピソードもお持ちです。
さらにプロポーズの際にも、ジェレミーさんは結婚指輪を断崖絶壁に隠してサプライズを演出したそうです。
冒険家のパートナーとして、これ以上ないほどロマンチックでユーモアのある方なんだなと感じます。
2024年4月13日には、山梨県の清里高原にある「清泉寮」でウェディングパーティーが執り行われました。
新緑が芽吹く美しい季節に、愛する山々を望むロケーションでの挙式は、本当にお似合いだったことでしょう。
ジェレミーさんは日本語がとても流暢で、時にはジョージさんよりも詳しい言葉を知っていることもあるんだとか。
彼女が長期の海外遠征に出る際も、その活動を全面的に理解し、精神的にサポートしてくれる一番の味方だそうです。
過酷なレースで極限状態に追い込まれても、帰るべき場所があり、待っていてくれる人がいる。
その安心感が、ジョージさんの強靭なメンタルの土台になっているのかもしれませんね。
愛用する装備や松本での暮らし
現在、ジョージさんは長野県の松本市に住んでいます。
北アルプスの玄関口とも言えるこの街は、山岳アスリートにとってはまさに「聖地」であり「天国」です。
窓を開ければ雄大な山々が見え、少し足を伸ばせばすぐに本格的な登山道に入ることができる。
日常的に山に入り、実戦形式でトレーニングを積むことができる環境だからこそ、世界と戦えるパフォーマンスを維持できているんですね。
そんな彼女が命を預ける「装備(ギア)」には、Team EAST WINDの公式スポンサー企業の製品をはじめ、世界一過酷な環境にも耐えうる一級品が選ばれています。
エンジニア出身の彼女が信頼を置く、質実剛健なメーカーを見てみましょう。
| バックパック | macpac(マックパック) チームの公式スポンサーでもあるニュージーランド発のブランド。独自素材「アズテック」は耐久性が抜群で、藪こぎや岩場の多いアドベンチャーレースにおいて、彼女たちの背中を支える最強の相棒です。 |
|---|---|
| ウェア | THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) 極寒の氷河から灼熱のジャングルまで対応するため、世界トップクラスの機能性ウェアを着用。過酷な気象条件から身体を守る、まさに「鎧」の役割を果たしています。 |
| ウォッチ | PRO TREK(プロトレック) CASIOのアウトドアウォッチ。高度、気圧、方位を瞬時に計測できるセンサー技術は、地図読み(ナビゲーション)を担当する「リケジョ」のジョージさんにとって、なくてはならない精密機器です。 |
| フットケア | Gurney Goo(ガーニーグー) 足の皮がふやけて剥けるのを防ぐための強力なワセリン系クリーム。何日間も濡れた靴で走り続けるレーサーにとって、足のトラブルは命取り。これを塗るかどうかが完走を左右します。 |
アドベンチャーレースは何日もかけて数百キロを移動するため、装備は「軽ければいい」というものではありません。
軽くしすぎて耐久性が落ちれば、レース中に破損してリタイア、最悪の場合は命に関わるトラブルに繋がります。
「軽さ」と「強さ」のギリギリのバランスを、データと経験に基づいてシビアに見極めている点が、彼女のギア選びの真髄と言えるでしょう。
そんなストイックなトレーニングの一方で、休日は夫のジェレミーさんと「のんびりトレイルラン」を楽しむこともあるそうです。
「トレーニング」ではなく「遊び」として山に入る時間を持つことで、心身のリフレッシュを図っているんですね!
松本の豊かな自然の中で、オンとオフを上手に切り替えながら生活する彼女のライフスタイル。
それは、常に効率や成果を求められがちな私たちにとっても、理想的な「ウェルビーイング(心身の健康)」の形に見えます。
アドベンチャーレースのジョージの活躍と名場面

Teams EAST WIND 田中正人 公式サイト
ここからは、彼女の名前を一躍有名にしたレースでの活躍や、メディアで取り上げられた印象的なシーンについて深掘りしていきましょう!
特に『クレイジージャーニー』でのエピソードは、単なるエンターテインメントを超えて、人間ドラマとして深く考えさせられるものがありました。
クレイジージャーニーでの田中正人との確執

Teams EAST WIND 田中正人 公式サイト
多くの視聴者が息を呑んで見守り、ネット上でも大きな議論を呼んだのが、ニュージーランドで開催された世界最高峰のレース「GODZone」でのワンシーンです。
レース開始からすでに113時間が経過していました。
113時間ですよ?
約5日間、ほぼ不眠不休で山や川を越え続けている状態です。人間の精神も肉体も、とっくに限界を超えている状況でした。
強烈な睡魔に襲われ、意識が朦朧とし始めたジョージさんは、チームの安全確保と、その後のパフォーマンス維持のために「仮眠」をとることを提案しました。これは非常に理にかなった判断です。
しかし、これに対してチームキャプテンであり、日本のレジェンド・田中正人さんは厳しい言葉を投げかけました。
「今ここでパッと寝られないなら、それは眠気じゃない」「気合の問題だ」と、彼女の提案を一蹴し、行動の継続を指示したのです。
このシーンは、いわゆる「昭和的な根性論・精神論」と、ジョージさんが持つ「現代的な科学的・合理的アプローチ」が正面から衝突した瞬間でした。
見ていて心がヒリヒリするような、痛々しいほどのリアリティがありましたよね。
田中正人さんは「鬼軍曹」と呼ばれるほど自分にも他人にも厳しい方ですが、その背景には「極限状態では理屈を超えた精神力が必要だ」という長年の経験則があります。
一方でジョージさんは、「生理学的に限界が来ている状態で無理をすれば、重大な事故につながる」というリスク管理の視点を持っています。
どちらが正しい、間違っているという単純な話ではなく、極限状態における「正義のぶつかり合い」だったからこそ、私たちの心に強く残ったのでしょう。
番組で流した涙の理由と心理
田中さんの言葉に対し、ジョージさんはカメラに向かって涙ながらに反論を展開しました。
「田中さんと私では眠気の耐性が違うんです」「自分の生理的限界を『気合不足』の一言で片付けられるのは納得がいきません」
この涙を見て、「女性だから弱い」とか「甘えている」と感じた人は、おそらく一人もいないはずです。
この涙は、単なる弱音ではありませんでした。
自分の身体の状態をエンジニアらしく冷静に分析し、チームがゴールするために最善の策は何かを論理的に考えた末の、悔しさと葛藤の涙だったのです。
自分の専門性や感覚を否定されたことへのプロフェッショナルとしての憤りも含まれていたかもしれません。
しかし、私が本当に感動したのは、その直後の彼女の行動です。
感情的に反発し、チームの雰囲気を壊して離脱してしまってもおかしくない精神状態でした。
にもかかわらず、彼女は即座に「今はチーム競技中であり、個人の感情は一旦置いておく」と自己分析を行い、マインドセットをパチンと切り替えたのです。
そして再びチームの一員として協力する姿勢を取り戻し、完走に向けて歩き出しました。
この「感情のマネジメント能力」、いわゆるレジリエンス(回復力)の高さこそが、ジョージさんが超一流のプロフェッショナルである何よりの証拠だと思います。
泣いてもいい、感情的になってもいい。でも、目的のためにすぐに立ち直る。その強さに、多くの視聴者が勇気をもらったはずです。
チームイーストウィンドでの役割

Teams EAST WIND 田中正人 公式サイト
Team EAST WINDにおける所幸子さんの役割は、単なる「女性メンバー枠」という言葉では到底語り尽くせません。
彼女はチームの「推進力」であり、同時に不可欠な「緩衝材」としての重責を担っています。
チームリーダーの田中正人さんは絶対的な存在であり、その厳しさに若手メンバーが萎縮してしまう場面も少なくありません。
そんな時、ジョージさんは田中さんと若手メンバーの間に入り、コミュニケーションを円滑にする役割を果たしています。
例えば、田中陽希さん(元キャプテン)がナビゲーションでミスをして落ち込んでいる時には、責めることなく優しくフォローを入れたり、チーム全体の疲労がピークに達して空気が重くなった時には、あえて冗談を言って笑わせたり。
「眠いならビンタしよっか?」なんていうジョークを飛ばしてメンバーを鼓舞するシーンもありましたよね。
過酷な状況下でピリピリしがちなチームの空気を、彼女の持ち前の明るさと知性が和らげているんです。
また、ナビゲーション(地図読み)の際にも、リケジョとしての能力がいかんなく発揮されます。
正ナビゲーターを補佐し、感情に流されずに地形や距離を客観的に分析する。
肉体的には男性メンバーに劣る部分があったとしても、それを補って余りある「知性」と「精神的支柱」としての貢献度が、彼女をチームにとって代えがたい存在にしています。
(出典:Team EAST WIND 公式サイト)
講演活動やビジネスへの応用
最近では、レース活動だけでなく、彼女の壮絶な経験を元にした講演活動や企業研修にも大きな注目が集まっています。
考えてみれば当然かもしれません。
アドベンチャーレースという競技は、地図だけを頼りに道なき道を進み、次々と襲いかかる想定外のトラブル(天候悪化、怪我、機材故障、食料枯渇など)を、チーム全員で協力して乗り越えていくスポーツです。
これって、現代のビジネス環境、いわゆる「VUCA(ブーカ)の時代」と呼ばれる予測不能な経済状況と驚くほどリンクしますよね。
ジョージさんが語る言葉には、机上の空論ではない、極限状態で磨かれたリアリティがあります。
企業の人事担当者や経営者の方々から熱い視線が注がれているのも納得です。
具体的には、以下のようなテーマで、ビジネスパーソンに深い気づきを与えてくれています。
- 「想定外を乗り越える危機管理能力(リスクマネジメント)」 計画通りに進まないプロジェクトにおいて、パニックにならずに現状を把握し、リソース(人員・予算・時間)をどう再配分するか。レース中の「撤退か前進か」の判断プロセスは、そのままビジネスの危機管理に応用できます。
- 「心理的安全性の高いチームビルディング」 極度の疲労状態では、人間は本性をさらけ出します。そんな中でもお互いを尊重し、言いたいことを言い合える関係(心理的安全性)をどう構築するか。あの「涙の抗議」の後にどうやって信頼関係を修復したのか、その実践的なコミュニケーション術は必聴です。
- 「多様性を力に変えるリーダーシップ」 性別も年齢も体力も異なるメンバーが、一つのゴールを目指す。それぞれの強みをどう活かし、弱みをどう補い合うか。女性エンジニアとしての視点と、男性社会になりがちなアウトドア界での経験を融合させた組織論は、ダイバーシティ推進のヒントに溢れています。
特にエンジニア出身である彼女の強みは、これらの精神論になりがちなテーマを、「データ」と「論理」で解説できる点にあります。
「なぜその時、その判断をしたのか」を物理学的な視点や生理学的な根拠を交えて語ってくれるので、ビジネスパーソンの左脳にもスッと入ってくるんですね。
「自分たちは今、地図上のどこにいるのか(現状分析)」「ゴールへ向かう最適なルートはどれか(戦略策定)」
これを泥まみれになりながら実践してきた彼女の言葉は、会議室で迷走しているプロジェクトチームにとって、まさに一筋の光になるはずです。
もし会社の研修講師を探している方がいたら、ジョージさんを推薦してみるのも面白いかもしれませんよ!
今後のレース活動と目標
2025年以降も、所幸子さんの挑戦はまだまだ止まりません。
「Team EAST WIND」の主力メンバーとして、さらなる高みを目指して走り続けています!
アドベンチャーレースの世界選手権(ARWC)をはじめ、国内外の過酷なレースへの参戦が予定されており、世界中の荒野が彼女のフィールドとなります。
一般的なスポーツでは、30代後半から40代というと「引退」の二文字がちらつく年齢かもしれません。
しかし、エンデュランス(耐久)スポーツの世界では、少し事情が異なります。
もちろん瞬発力は若い頃にピークを迎えますが、何日も動き続けるスタミナや、ペース配分を管理する能力、そして何より「苦しい時にどう心を保つか」という精神的なタフネスは、経験を重ねるごとに熟成されていくものなんです。
実際に海外のトップチームを見渡すと、40代、時には50代の選手がバリバリの現役として活躍しているケースも珍しくありません。
ジョージさんは今まさに、体力と経験値のバランスが最も良い「脂が乗った」時期を迎えていると言えるでしょう。
また、彼女には「競技者」としての顔だけでなく、「伝道師」としての役割も期待されています。
アドベンチャーレースという、日本ではまだマイナーな競技の魅力を、自身のキャラクターを通して広く世間に伝えること。
テレビ出演やSNSでの発信、そして講演活動などを通じて、次世代のアドベンチャーレーサーを育てたり、自然と触れ合う楽しさを子供たちに伝えたりといった活動にも、今後はより一層力が注がれていくのではないでしょうか。
個人的には、いつか夫のジェレミーさんとペアを組んで、夫婦で世界中のレースを転戦する……なんていう未来もあったら素敵だな、なんて勝手に想像しています!笑
いずれにせよ、彼女が冒険をやめることは当分なさそうです。
私たちはこれからも、GPSトラッキングの画面を食い入るように見つめながら、地球の裏側で奮闘する「ジョージ」に声援を送り続けることになるでしょう!
アドベンチャーレースのジョージから学ぶこと

所幸子Officialサイト
ここまで、アドベンチャーレース界の異色のヒロイン、ジョージこと所幸子さんの魅力について長文で語ってきましたが、いかがでしたでしょうか!?
彼女の生き方を知れば知るほど、単なる「すごい人」では片付けられない、深い人間味を感じていただけたのではないでしょうか?
私たちは普段の生活の中で、ついつい失敗を恐れて、行動する前に頭でっかちになってしまいがちです。
将来の不安に備えようとするあまり、人生の大きな決断にも二の足を踏んでしまいます。
でも、ジョージさんの姿を見ていると、「時には計算を超えた情熱に従って飛び込んでみることも大切だ」と教えられている気がします。
彼女だって、エンジニアという安定した職を捨てる時には、将来への不安やリスク計算が頭をよぎったはずです。
それでも彼女は、「雪山が好きだ」「もっと広い世界が見たい」という自分の心の声に正直に従いました。
論理的に考え抜く知性(リケジョとしての脳)と、泥臭く前に進む情熱(アスリートとしての心)。
この二つは相反するものではなく、両立できるものなんですよね。
冷静にリスクを見極めつつ、最後は「えいや!」と一歩を踏み出す勇気。
そして、困難にぶつかって涙を流しても、すぐに顔を上げて「じゃあ次はどうするか」を考えるレジリエンス。
アドベンチャーレースという非日常の世界で彼女が見せてくれる生き様は、現代社会というジャングルを生き抜く私たちにとって、最高の教科書です!
もしあなたが今、仕事や人間関係、あるいは将来の選択で壁にぶつかっているなら、ぜひ彼女のことを思い出してみてください!
「ジョージなら、ここでどうやって気持ちを切り替えるかな?」と想像するだけで、少しだけ背中を押してもらえるはずです!
これからも、泥だらけの笑顔でゴールを目指す所幸子さんを、一緒に応援していきましょう!
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